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展示会をやってみたい
わたしは一見すごく人懐こくて、にこやかにしているから外向的な性格だと思われがちだけれど、実は全然違う。人生の中で、人の前でちゃんとしないといけないことが多くて、というか、ちゃんとしないとだめなんだと思い込んでいて、本当はものすごく人付き合いが苦手なのに、無理してニコニコやってきた。だから、そつなくこなすスキルを身につけてはいるけれど、本当はちっとも得意なわけではないし、できれば避けて通りたいというか、あまり人と関わらずに生きていきたいなと思ったりするほどには内向的で。編み物は、だから、そんなわたしがひとりで没頭できて、癒しを与えてくれる時間だったりする。
でも、カーディガンなどをもくもくと編んで、webショップに並べて、いろんな国の人々に編んだものの写真を見てもらえるようになって、やっぱり実物を手にとって、編み地に触れてもらいたいなという気持ちがどんどん大きくなってきている。
多くの人は手編みのカーディガンに触れる機会も少ないだろうし、手紡ぎ糸に触れる機会も多くないと思う。ましてや、糸紡ぎにつかう糸車さえ見たことない人がほとんどだろうし。だから、実際にどうやって糸が作られて、どうやって編まれているのか、その結果出来上がったものがどんなものなのか、実際に見てもらえたらいいのに、って言う気持ちが日に日に大きくなってきている。
正直にいうと、これまでファッション系の展示会には行ったこともないし、そもそも展示会ってどんな感じなのかもわからない。どこでどうやって開催したらいいのか、わからないことを誰に聞いたらいいのかさえわからないし、コネクションもない。どうしたらいいんだってもやもや、もやもや考えていて、ああこれは無理かなって一時期思ったりもしてたんだけれど、このマインドはあかんで!ってハッとした。
どうやったらいいのかわからないなら、今の自分のできる範囲でやってみたらええやん?一般的なやり方がわからないなら、自分がこうやと思う方法でやったらええやん?むしろ、その方が自由にできるやん?って、ふと思って。こう書くと、拍子抜けするくらいすごく当たり前のことなんだけれど、わたしにとっては新しい大陸を発見をしたっていうくらい、大きな意識的な変化だ。
まだまだお見せできるサンプルが少ないから、もっともっと頑張って編んで、みなさんに直接触ってもらえる機会をつくりたい。次の目標はそこ。そう思ったら、俄然とやる気が出てきます。コロナ対策のことも考えつつ、頭だけじゃなくて、手と足を動かしていこうと決めた。
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